環境構築:VPS:HTTPS化

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 ``` ```
-$ certbot certonly --werboot -w <ドキュメントルート> -d <ドメイン名>+$ certbot certonly --webroot -w <ドキュメントルート> -d <ドメイン名>
 ``` ```
  
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 表示されたメッセージに証明書の保存場所が記載されている。(「/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>」) 表示されたメッセージに証明書の保存場所が記載されている。(「/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>」)
 +
 +ファイルは4種類発行される。
 +
 +- cert.pem: サーバ証明書の本体
 +- chain.pem: 中間証明書
 +- privkey.pem: 秘密鍵ファイル
 +- fullchain.pem: サーバ証明書と中間証明書のセット
 +
 +##### SSL通信用の設定
 +
 +HTTPS通信の設定を変更するために、「ssl.conf」ファイルを行う。
 +
 +```
 +$ sudo cp /etc/httpd/conf.d/ssl.conf{,org}
 +$ sudo vi /etc/httpd/conf.d/ssl.conf
 +
 +下記を変更する
 +SSLCertificateFile /etc/pki/tls/certs/localhost.crt
 +
 +SSLCertificateFile <cert.pem の絶対パス>
 +
 +SSLCertificateKeyFile /etc/pki/tls/private/localhost.key
 +
 +SSLCertificateKeyFile <privkey.pem の絶対パス>
 +
 +SSLCertificateChainFile /etc/pki/tls/certs/server-chain.crt
 +
 +SSLCertificateChainFile <chain.pem の絶対パス>
 +```
 +
 +編集後、下記コマンドを実行して設定ファイルが正常か確認する。
 +
 +```
 +$ sudo httpd -t
 + Syntax OK
 +```
 +
 +その後、httpdサービスを再起動する。
 +
 +```
 +$ sudo systemctl restart httpd
 +```
 +
 +##### HTTPS通信の動作確認
 +
 +ブラウザにWebサーバのURLを入力してアクセスする。
 +
 +Chrome の場合、URL欄の横に鍵マークが表示されていることを確認する。
 +
 +##### 更新コマンドの設定
 +
 +発行した証明書は有効期限が90日と決まっている。そのため、1か月に1回程度、証明書を更新すればよい。
 +
 +更新できるかどうかは、下記コマンドでシミュレーションできる。(「--dry-run」がオプション)
 +
 +```
 +$ sudo certbot renew --dry-run
 +```
 +
 +定期的に実行できるように、crontab コマンドに追記する。
 +
 +更新した場合は、httpdサービスを再起動する必要があるため、「--deploy-hook」オプションを指定する。
 +
 +```
 +$ sudo crontab -e
 +
 +毎月1日と15日にコマンドを実行する場合の設定
 +
 +00 3 1 * * certbot renew -q --deploy-hook "systemctl restart httpd"
 +00 3 15 * * certbot renew -q --deploy-hook "systemctl restart httpd"
 +```
 +
 +設定後、下記のコマンドで上記の設定が登録できているか確認する。
 +
 +```
 +$ sudo crontab -l
 +```
 +
 +
  
  
  
  
  • 環境構築/VPS/HTTPS化.1670162347.txt.gz
  • 最終更新: 2025/04/12 05:15
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